先日、人吉市内にある滝の一つである『布の滝』を見に行きました。

　布の滝は人吉市木地屋町にあります。人吉市役所前の道を鹿児島県側にまっすぐ進むと見えてくるので、ご存じの方は多いかもしれませんね。

　人吉市内で有名なのは鹿目の滝ですが、あちらがいわゆる直瀑なのに対して、布の滝は渓流瀑と呼ばれるタイプになります。高所から豪快に流れ落ちる直瀑と比較すると、渓流瀑はインパクトに欠ける印象があるかもしれません。

　しかし、実際に行ってみると決してそんなことはないことがわかります。渓流瀑は水が流れる範囲が直瀑に比べると広いため、実際の水量以上に水を感じることができます。水量が乏しいと迫力に露骨な差が出てしまう直瀑にはない良さです。

　布の滝では、全体的に滝の角度が緩やかなことを生かした「キャニオニング」というレジャーも行われているようです。キャニオニングとは沢下りのことで、ライフジャケットを着て安全対策を行ったうえで渓流を川下へ下っていくレジャーのことだそうです。私はまだ経験したことがないので、夏はぜひやってみたいですね。

　布の滝へ行くには車が1台しか通らない道を行く必要があるので運転には気を付けなければいけませんが、駐車場の台数は結構多いので駐車には困らないと思います。鹿目の滝と違い長い遊歩道を通る必要もないので、『気軽に滝を見に行きたい！』と考えている方はぜひ足を運んでみてくださいね。

　あ、気軽にとは言いましたが、雨の日やその翌日はいかない方がいいですよ。水量が多くなっていてどんな事故が起こるかわかりませんからね。自然を楽しむレジャーは安全第一で楽しみましょう！