人吉ってどんなまち?
人吉市は熊本県の南端にあり、宮崎・鹿児島両県に接しています。熊本市・宮崎市・鹿児島市のほぼ中央に位置し、各都市へ九州自動車道で約1時間の好アクセス。南九州の交通の要衝となっています。
鎌倉時代から明治維新まで続いた相良氏の城下町で、人吉球磨地域の経済・文化の中心地として栄えてきました。中心市街地には昔ながらの商店街があり、少し郊外へ行くとのどかな田園風景が広がります。ものすごく田舎というわけではなく、程よい田舎でとても暮らしやすいまちです。
人口は約3万人で、住んでいる人たちはとても穏やか。子どもたちとすれ違えば、元気にあいさつしてくれます。人と人との結びつきを大切にする"お人よし"が暮らすまちです。
ひとよしへの交通アクセス(おすすめルート)
※人吉市内では、路線バス、人吉周遊バス、予約型乗り合いタクシーも利用できますが、車で移動をされた方が便利です。
先人たちから受け継いだ宝物
鎌倉時代から明治維新までの約700年間、相良氏の統治のもと独自の文化を育んできた人吉球磨地域。市内には、歴史的建造物や仏教美術、食文化など数多くの有形・無形の文化財が伝えられています。平成27年には、その歴史・文化のストーリーが日本遺産の第一号に認定されました。
500年以上の歴史がある「球磨焼酎」は人吉を象徴する文化のひとつ。杜氏たちの焼酎づくりにかける情熱によってその味は磨かれ続けています。ほかにも、日本遺産の構成文化財には、温泉や民謡、昔からの遊びなども含まれています。それは、先人たちが人から人へと受け継いできた営みが、形として残ったものです。懐かしい風景に、誠実に暮らす人々。ここでは、まちのあちこちに古き良き日本の姿を見ることができます。
- 球磨焼酎
- 球磨神楽
- 青井阿蘇神社
急流・球磨川と豊富な観光資源
市の中央部には、日本三急流のひとつ・球磨川が流れています。球磨川は鮎釣りのメッカ。船頭さんの巧みな舵さばきで球磨川を下る「球磨川下り」や、ラフボートで球磨川を下るエキサイティングなウォータースポーツ「ラフティング」も人気です。
球磨川沿いに点在するのは、地元の人からも愛される人吉温泉。温泉旅館からレトロな公衆浴場まで数多くの温泉浴場が点在し、「美人の湯」として知られています。
人気の観光列車「SL人吉」をはじめ、平成29年に運行開始した「かわせみ やませみ」など多くの観光列車が走る人吉市。貴重な鉄道遺産も多く残り、鉄道ファンにも人気です。
平成20年の青井阿蘇神社の国宝指定や平成21年のSL人吉運行を追い風に、現在では年間120万人以上の観光客が訪れています。
- 人吉温泉
- SL人吉
- 球磨川ラフティング