2017.11.10
イベント
菊花展が始まっています
投稿者|メンマ
市民ライターのメンマです。
11月1日から開催している青井阿蘇神社の「国宝指定奉祝 菊花展」に行ってきました。
個人的にとても菊が好きで、今年の菊花展も楽しみにしていたんです。
僕が思う菊花展の見どころは、菊の仕立て方。
菊にはさまざまな品種があり、その仕立て方もさまざまなのです!
まず楼門の前には「木付け」、「木造り」などと呼ばれる菊がお出迎え。
ちょうど今の時期は七五三の子どもも多く、
菊で「七五三」をかたどったものも!すごい。
境内にすすむと、右手奥に菊花展のコーナーが設けられていました。
盆栽菊や花壇などが並ぶテントの中で、ひときわ大きな菊。
これは、「千輪咲き」と呼ばれる仕立て方で、
いくつも花がついていますが、この菊の苗は実はひとつ。
つまり、一本の苗からいくつも芽を増やし、
たくさんの花が咲くように仕立てたものです。
このように多くの花を咲かせるためには、こまめに頂芽を摘み取る
「摘芯(てきしん)」という作業が必要です。
一見いくつも苗がありそうなのに、これが一本の苗だとは
信じられないですね。すごい。
そのほかにも盆栽菊や大菊、菊人形などが、ところ狭しと展示されています。
花弁の形や色の違いなど、見比べてみたら面白いですよ。
菊の栽培にかかる時間は約1年。
見るものを喜ばせてくれる菊は、多くの時間と栽培者の思いをかけて育てられています。